スティル・ライフ

切れそうに細いオレンジの月が架かっていて、なんだか心細い。
なにも理由がない、ぼんやりした不安。
俺の『悪い予感』は、たいてい当たらない。

毎日続けて記事をあげることに意味があるのかなぁって、時々自問する。
書くことがない日にも書きたくない日にも書く文章に、何の魅力があるのかって。

面白い事を書きたいっていつも思うし、多くはないけど読みに来てくれる人の事も考える。
俺の日記だけど俺だけの日記じゃない、なんか不思議な感じ。

書くことないときはやめとけばいいんだけど、一度もういいやって続けるのをやめたら、ちょっとやそっとの思い付きは面倒になってきっと書かないと思うんだよな。
それはちょっともったいない。
それに、毎日ネタを探すために、最近何して笑ったっけ？って思い出そうとするのは、わりと楽しい。

意地みたいな、趣味みたいな。意味はとりあえずおいといて、続く限り続けてみる。

見には来ないだろうけど、書く、のと、見には来ないだろうから、書く、には、差があると思うんだ。

本当に伝えたかったことがあるのに手を尽くしても伝える手段が見つからないとき、人は、読んではもらえないだろう文章を誰かに宛てて書く。相手へのありったけの思いを込めて。

どうせ見には来ないから、書いてしまえ、って、心の内をぶちまけるのは、ただ自分がスッキリするためであって、相手のことなんか考えてない。投げやりに、伝えることを諦めて。

あなたのは、どっちだったの？



同じように言葉を紡ぐなら、伝えることを諦めない使い方をしてほしい。
そう、思ったんだ。

機嫌直してほしくて普段あんまり言わないようなことをコソッと口に出して聞き咎められちゃうと照れる。

言わないけどいつも思ってること。
言葉にしなくても態度で伝えたいと思うこと。

(*´艸｀)

隣の芝生はいつだって青い。

とりとめのない考え事