スティル・ライフ

夜中眠れなくてぼんやり本を読んでた。

本読んでるときはわりと周りの音とか頭が勝手にシャットアウトしちゃって意味ないから、たいていテレビもパソコンもついてない。音楽も聴いてない。
昨日もそうやってページを繰ってた。

「…あ。」

それまで低く唸るように続いていた冷蔵庫のモーター音が不意に止まって、驚いてつい声を上げてしまった。
訪れたのはしぃん、と音がしそうなほどの静けさ。
無音だと思ってたのは無音じゃなかった。
音と認識していなかったほどのものなのに、止まってみると違いは歴然で。
集中していた本の内容から意識が引き戻されるほど。


ああそうか、と思う。
連続しているものは生き物には感じにくい。
毎日当たり前に存在するものには感謝しにくい。

異変が起こって初めて今まで居た場所の居心地の良さに気付く。
もうどうにも　あの場所にも　戻れないみたい？

建築雑誌のバックナンバーが読みたい。
かといって買うと高いし置くとこもないし何冊か読みたいのがあるし。
近所の小さい図書館には置いてない。
でかい図書館行こうと思うと車とめらんないから電車で行くことになるし面倒…
アホみたいに蔵書の多い図書館に好きなときに入り浸れた学生の頃が懐かしい。
新建築もa+uの別冊特集もCGも当然のように揃ってた。

ｼｮﾎﾞｰﾝ(´・ω・｀)

時々誰かが僕の人生を操ってるような気がする
誰に感謝していいのかは分からないけれど
僕は今日も生きてる　まだ　も う少し君を愛していれる

良い事があってこその笑顔じゃなくて
笑顔でいりゃ　良い事あると思えたら
それが良い事の　序章です

新しい希望を見つけよう
フラスコの中　飛び込んで
どんな化学変化を起こすか
もう一度ゆすってみよう　It's OK
ゆけ　高い　 デカイ　波に乗れ
怯んでる自分蹴飛ばして
もしかしたら明日も何も起こんないかも
でも　永遠のパドリング

Mr.Children /  『PADDLE』 より


細けぇことはいいんだよ。
今日も生きてる、生かしてもらえてるなら、前を向け、手を伸ばせ。
上手く乗れなくても次の波は来るよ、でも溺れないように足掻かなきゃ。
今日うまくいかなくても明日は来るよ、でも今日を生ききらなくちゃ。

前向きだけど甘いこと言わないから好きだ。


頑張りすぎるほど頑張る方じゃないと思うけど、こっそり書き置きしたSOSを誰かが見つけてくれるまで待ってしまうような甘えたところは指摘通りかもしれない。


カッコつけたがりの臆病者は物わかりのいいフリをする。
連ねる言葉に嘘は微塵もないけど、それでも本音はもう少し奥にあるよ。

夕方5時ごろとかから早々に飲み始めて楽しく酔い潰れて一度寝入って、喉乾いて起きて、幾分覚醒した頭でぼんやりと思い出し笑い。
そういえばコペンの屋根閉めても頭打たなかったな。とか。(笑)やっぱりどうでもいいことばっかり思い出す。

この前お互いに昼間ぽっかり時間が空いて、そんな時は誘うっきゃないので一も二もなく誘った(笑)
ノープランすぎてバタバタさせた揚句ベタな行き先しか思いつかなかったんだけど、それでもちゃんと楽しんでくれるのが嬉しい。
今度はもっと意外な三択を考えとく。（…とかいってまた自分でハードル上げる俺、馬鹿すぎる(笑))

ヒヨコ髪を隠すつもりで俺がかぶってったキャップは、派手すぎたのかその黒髪には確かに少し似合わなかったけど。
俺のキャスケットの似合わなさ加減を今度披露するからそれでイーブンにしてください(笑)
黒髪も似合ってるよって言いそびれたし。
銀縁と黒縁の間に横たわる大きな差についてはやっぱりさっぱりわからない。(笑)

結局あれだ、何してても楽しいんだよなぁ。

帰るとまたすぐ会いたくなるけど、次は何仕掛けようかって、考えるのも楽しい。
これもある意味駆け引きなのかな。
でも行きつきたい答えは一つ。「好きだよ」を因数分解してるだけ。

「心配する」というのはとても一方的ではた迷惑な心の動きで。
心配してみたところで試験の結果にいい影響が及ぶわけでも誰かの体調が良くなるわけでもない。

わかってるんだけど気にかかる。
どうしようもない。

会えないときに心配ぐらいはさせてください。
心配かけてごめんねとか、そういうことは思わなくていい。
愛されてるんだなぁって自惚れておけばいい。(笑)