スティル・ライフ

夜、珍しく親父から電話かかってきて何かと思えば。

「マイルドセブンが売ってない……どこか売ってるとこないか」
「すまん……辞めてから煙草コーナーに目が行かんからわからんけど……全然売ってないことないだろ」

最初は意識的に見ないようにしてたんだけどもう気にならないようになってきた。
生産停止で煙草が品薄になるってニュースは見てたけど、マイセンだのセッターだの主要銘柄はそろそろ出荷再開じゃなかったか？

「銘柄変えりゃいいじゃん、その間だけ」
「やだ」
「……っつか、辞めるつってなかったっけ、煙草」
「やめてない、休んでただけ。……まぁいいやもう一軒行ってみる」

屁理屈親父。
買い溜め効果というやつで、近くにちょうど売って無いらしい。
俺そんなにこだわり無かったからなぁ……
んーな平和なことで悩めるってある意味幸せじゃねーのかと。

と、深刻なことで悩んでる親父を見たことが無いな、と思って。(笑)
ある意味それってすげぇことなんじゃないのかと思った。がんばれ親父。

擬音語とか擬態語っていくらでもつくれるけど、ぴったりなのを探すのにはちょっとセンスがいるんだよな。
「ぱたぱた」があんまり千春くんにぴったりで。
慌ててるわけじゃないけど忙しそうにしてる、そういう様子を想像して一人でニヤニヤする。

ちっさいなァ、俺の幸せ。(笑)

ふと思う。

今日は家事デーでした。
朝から掃除して掃除して、昼から晴れてきたから洗濯までして、夕飯焼肉奢ってくれるつーから午後なって連れんち行ったら、何故かそこでも掃除その他を手伝わされる羽目に。｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡
何日前に干したのだかわからない、部屋の隅にこんもり盛られた洗濯済みの服を畳まされながら、パソコン周辺の掃除に精を出す背中に文句を垂れる。

「なー、靴下の相方が見つからんのが一個あるんだけど」
「どれ？( ﾟДﾟ)」
「コレ」
「……あああああっ」
「Σ(ﾟДﾟ;)なっ？何なん？」
「そいつは確かだいぶ前から迷子ステーション(注・タンスの中にそう名付けた一角があるらしい)で……」

どたどた探しに行って戻ってきたヤツの手にあったのは、なるほど俺の手にした靴下の片割れでした。

「会えてよかったなァ！いっぱい待ってたもんなァ！！」


喜ぶ姿が平和すぎると思った午後でした。
焼肉はうまかった。

ノロケを糧に生きてる某氏からノロケろと言われて悩む。(笑)
意識的にとかけっこう難しくね？
付き合いだした最初の頃みたいに日替わりでノロケ記事あげたりとかはなくなったしなぁ。
しかも震災後からはなんとなく自粛モード入っちゃってる。
俺らずーっと相変わらずで、もちろん気持ちも全然冷めてないし、顔見ればキスするし抱きつけばうっかり盛るし（笑）
まぁ事件もないしペースも話すこともだいたいいつもと変わんなかったりするから特に書くことがないってのもあるんだけど。
わざわざ見せびらかすもんじゃないような、なんかもっとあたりまえで、でもすごく大事な、関係だと思ってる。
初めの頃よりはっきりした愛情つーかある意味覚悟つーか、そういうものがある気がする。
うまく言えねーけど。



ドコが好き、って、いくらでも挙げられるのに絞れないのは、千春くんが千春くんでいるところが好きだから。(笑)

向かい合えて笑い合えて、挨拶のキスもできて、今日も幸せです。(*´ω｀*)

昨日仕事の帰りにたまたま連れと会ったんで、近所の中華料理店行ったん。
オーナーさん日本人なんだけど料理人とかウェイトレスさんとか中国系の人ばっかで、カウンター越しに注文する声が全部中国語で面白い。

注文取りに来たおねーさんが新人さんみたいだったんだけど、日本語ほとんど喋れねーの。（笑）
片言どころか数種類しか発しない。

「ラシャイマセェ、ドレニ、スル？」
「えーと……から揚げ定食」
「……ドレニ、スル？」

沈黙と困惑。（笑）
日本にいて食いたいもんが注文できない事態ってなかなかねーよな。
結局笑い堪えつつ二人してメニューを指さしてなんとかオーダーした。

水のおかわりください、もちょっと困ったんだぜ。
よくあの状態でバイトしてるよなぁ。
おねーさんすげー可愛かったから全面的に許したけどな！（・∀・）←

私信。