やっと雨が止みました。
のろのろ台風の被害はそこそこ大きかったようで、土砂崩れのニュースを聞くたびに人災だなーとしみじみ思う。
建設省(=国土交通省)と建設会社の癒着がどうこう、という……いわゆるゼネコン汚職事件が発覚してからこっち、新しい道路の建設費用だけでなく治水設備なんかの予算も削りに削られている。
マスコミもそんなことは大きく取り上げないから問題視している人は少ないけど、必要な分まで削るとこういうことになる。どこが必要でどこが不要かは人によって様々だから、なんとも言い難いけど。
台風も大雨も未曾有でもなんでもない。予測できた災害だったはず。
人間の生活と、自然を切り離して考えていていいわけがない。
川の近くは危険、海の近くも危険、かといって排水設備の貧弱な都会も危険。(笑)
水の豊富な国であるということは、逆に水の危険も背負ってることを忘れちゃダメだ。
危険をちゃんと知って、対策して、水をコントロールして生きてきた民族だったはずじゃないのか。
なんて。まぁ、半分は親父の受け売りですけどね(笑)
これは一昨日の写真。台風の風がすごくて、ひどい時は降ると止むが数分刻みで交互に来ていた。
雲が3層になってるのわかるかなァ。
画面の一番下、風と雨と雷のカタマリのもこもこ白っぽい雲。その奥にのっぺりした雲のカーテン。
それから一番近いところに、すごい速さで流されていくうすっぺらい灰色の。
見てるのは綺麗なのにな……
