夕焼け空を鈍色のマーブル模様に彩る冬の雲。
幾重にも塗り重ねた油絵の具のように広がった雲の層が綺麗で、カメラを構える。
低い空に塗り伸ばされた雲は、時々気まぐれに風花を散らして南東へ流れていった。
立春を過ぎたら面白いほど暖かくなって、風の流れも少し変わった気がする。
雪がたくさん積もった地方で春を感じるのはもう少し先になりそうだけど、寒さのピークを越えたのは確からしい。
ピリピリ頬に痛い北風も、もうあんまり吹かなくなるのかな。
冬も終わりかな。
二人でいるといつも温かくて笑ってばかりいたから、過ぎてみたらあったかかったことしか覚えてない。
今年の冬は寒かったはずなのに、俺にとってはずいぶん暖冬でした。(笑)

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