夢の話を語られても面白くないってのはわかる、本人がいくら頑張って説明しても頭の中にしかない景色は共有できないし、もともと順を追って組み立てられている物語じゃないから、奇想天外な展開の楽しさもどうにも伝わりづらい。
でも見た本人はさ、伝えたくてしょうがなくなるんだよな、楽しかった夢の話。(笑)
前置きはさておき、今日の夢はワクワクときゅーんと懐かしさがいっぱいのいい夢でした。
説明難しいから「みたいな」「のような」は全部省いて、正確さはともあれ雰囲気だけでも伝わればいいと思って書く。
俺は十数人の仲間と一緒に、舞台のそでで出番を待っている。
高校生ぐらいの年頃の俺が赤とか黄色のひらひらの衣装をまとって、同じような格好の仲間と、円舞をするために。
『よさこい』とか『エイサー』とか見たことあったら、あんな感じだよ。
俺の通ってた高校は田舎の進学校で、わりと古めかしい校風だったこともあって、弱いながらも妙に運動部の活動が盛んだったり、学校祭にめちゃめちゃ時間を割いてたりした。
中でも、学校祭の『応援合戦』っていう名前の、チーム対抗の踊りのコンテストはやたらと盛大だった。
全校生徒を6チームに分けて、(4クラス分で1チーム。考えるとすげぇ人数だわ)半年掛かりで自分たちで構成考えて曲も選んで振りつけて台詞なんかもつけたりして、衣装も小物も全部手作りして(当然材料費も自腹!)、夏休みもほとんどつぶして集まって練習して、馬鹿みたいに青春してた。
俺は生徒会役員とかやってたせいで裏方が多くてあんまり中心的には関われなくて、お祭り好きの身としてはちょっと悔しい思いがあったりなかったり、した。
たぶんその頃の楽しかったのをさ、やり直してたんだよな、夢ん中で。
舞台はというと、体育館のステージぐらいの広さの木の床の舞台で、ちゃんと会場にはお客さんがいて。
ドキドキしながら、次々に違うチームが踊るのを客席じゃない所から眺めてる。
本番前の緊張感と、信頼できる仲間がいっぱいいる安心感と、高揚した空気と、独特の一体感。
木の板が張られた床のきしむ音、サテンの生地の艶めいた質感、握りしめた掌にじっとりと汗が滲む感覚。
和装に似た衣装とは少し不釣り合いなポップスの曲が流れる場内、ステージから伝わる熱気と気迫。
夢なのに夢じゃないリアルさがあって、起きてしばらくはひとりで放心状態(笑)
実際に踊る前に目が覚めちまったんだけど、なんていうか、起きてからも気力がフル充電状態で不思議な感じでした。
はー、良い夢見た。

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あなた疲れてるのよ。
(※ネタ)