手当て って言うのは文字通り、傷や痛みに『手』を『当てる』のが基本なのかな。
語源はともかく、感覚としてそう思う。
子供の頃。
転んでぶつけた頭やら腕やら足も、優しい大人に撫でてもらうとなんとなく治ったような気分になった。
眠れないほど痛かった腹も、母親がさすってくれると和らいで、眠りに落ちた。
仕事でいろいろあってトゲトゲした心とキリキリ痛かった胃も、撫でさすってくれるその手だけで嘘みたいに治まって、幸せな気分になれる。
明日っからまた厄介なのと戦ってくための、エネルギーが溜まる。
嘘でも大げさでもなく、特効薬なんだってば。

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