眠くて書けなかった昨日の分の日記を。(笑)
テロから8年。9月11日が近付くと毎年のように組まれる特集番組、見るのが好きなわけじゃないがつい見てしまう。
昨日連れんちのケーブルテレビをぼんやり眺めてた時にたまたまやってた番組がすごかった。
「9.11~アメリカを変えた102分~ 」
ヒストリーチャンネル、だったかな。
去年アメリカで放送されてエミー賞にノミネートされたドキュメンタリーだそうで。
一機目の旅客機衝突の直後から、本当にいろんなところからいろんな人があの悲劇を撮影していて、そういういろんな映像を集めて時系列に沿って102分に編集してる。
2機目が突っ込む瞬間やビルが崩れ落ちる時の映像はリアルタイムでもテレビの前で見てた記憶があるし、今まで何度も何度も見てしまったから、映画の特撮みたいで現実味がなくて。
そこにたしかにあったはずのおびただしい数の人々にとっての悲劇はただの「9・11同時多発テロ事件」という名前がついた遠い国の出来事になってしまっていた。
少し離れたビルの高層階から撮影していて身の危険を感じて非難する人。
破片の散乱する道を逃げる途中、ずっと撮影していた人。
対岸から何も出来ずに閉鎖されたマンハッタン島を眺めていた人。
熱さに耐えられなくなってか、数十階の高さから飛び降りる人影を撮影した映像。
倒壊のほんの少し前まで続いていた現場の消防士との無線交信。
演出された映像には太刀打ちできないリアルがそこには記録されていて、連れと二人でほとんど無言のまま数十分の間テレビに釘付けになった。
忘れられなくなりそうな場面もたくさんあった。
不思議と、悲劇を引き起こした対象への憎悪は沸かない。
ただ、これは忘れちゃいけない大事な記録だ、って思っただけ。
9月中は何度か再放送するみたいです。百聞は一見に如かず。見れる環境あって興味ある人はぜひ。

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