昨日の夜は風邪気味の千春くんを早めに寝かして、何しようかなと思って、ふとカーテンを開けたら真円に近い月が見えた。
ソファを少し引きずって、寝転んでも月が見えるぐらいに微調整。
発泡酒片手にソファの背に凭れて、月を雲が撫でていくのを眺めながら、そういえば十三夜の月を見そびれたな、と思う。
十五夜の月を愛でるのは中国から伝わった風習で、日本にはもともと十三夜のほうを雅となす文化があったそうだ。
真ん丸より、少し欠けた月の方を愛する気持ちはとてもよく理解できる。
少し足りないことを不満には思わない。
むしろそのくらいが分相応に思える。
負け惜しみじゃなくて。
欠けた部分は心の余裕で補えるんだぜ、とか。(笑)
今夜も天気は良さそうだから特等席はそのままに。
真ん丸の月を一緒に眺めようか。

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