今日はすこぶる真面目に考え事しています。
ちょっと具合悪いぐらいの方が、真面目かも俺(笑)
被災地で港が復旧して、震災後初めて漁に出られるようになった、なんていうニュースを聞くと、良かったなぁと思うと同時に羨ましいような思いが起こる。
妙な話だけど、こっちにはないものがたくさんあるから。
向こうにはまだまだやることがたくさんある。仕事の宝庫。
足りないものもたくさんある。それを補うだけのことでも、仕事になる。
自分ひとりでできることは限られていても、何人かチームになればそれなりに大きな事が出来てしまう。
なんにもなくなった、ところからのスタートは、厳しいけど。
必要なところに、必要なものを作り出す仕事はきっとすごく楽しい。
自分が従事してる仕事の(業界全体の)将来を考えると、どうしてもあまり輝かしいものには思えない。
だって『足りないもの』が見当たらない。補うだけでは仕事にならない。
国内はどんどん人口が減って、すべてのものの需要が減っていく時代が来る。
もうそこまで来ている。目に見えてあきらかだ。
車も大型テレビも携帯電話も、普及しつくして新たなマーケットもないのに、なんとかして売らなければならないから無理が出る。
あまり差異の無い『付加価値』をつけて、広告にお金をつぎ込んで、他のメーカーからお客を奪うしかない。
海外進出したところで、新興勢力がおなじことをしていたらすぐに飽和状態。
できるだけ安く作れるように部品を使いまわして、似たような車ばっかり作って、要らないおまけをつけて、イメージとキャンペーンだけで売り抜ける。
なんかそういうのが少し、虚しい。
間接的であれモノづくりに携わる者として、もっとびっくりされて、必要とされて、楽しいものを作りたい。
……これ、どっかで見たな……
リンゴの神様っぽいか(笑)
あと、需要と供給って話つながりなら、足りないところには足りてないのに、もう要らないところにはたくさん余っていたりして、バランスが悪いよな、ってことも思う。
難しいね。

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