風の強い夜に開いた窓から遠くの音が聞こえてくるのが好きだ。
風向きが変わるたびに、汽笛だったり電車が線路を走る音だったり犬の鳴き声だったりサイレンだったり、いつもはあんまり届かない音が入ってくる。
どれも心地好くて安心するのは、ひとが生活してる音だからか。
風呂上がりにテレビはつけずに、そういうよくわからない音の群れをぼんやり聞きながらビールを飲んでます。
贅沢な時間だと思う。
そういや親父がこういう夜にはよく窓際で晩酌してたのを思い出す。
なんか今になって気持ちが理解できる気がすんの。年食ったな俺(笑)

PR