ちょっと萌えた話。(笑)
取引先の入社1年目君と部品の設計変更の電話。
「あんまり肉抜きしちゃうと強度に問題が出るんじゃないですか」
「なんですけどねー…でもまだ重量クリアできてなくて。フランジもう少し削っちゃだめですか」
「これ以上削ると却って手間がかかるというか…現場はやりたがらないと思いますけど。ちょっとテンション高くしてみたらどうすか」
「えっ……ぼく別にテンション低くないですよっ」
「Σえっ……ああ、いや そうじゃなくて…材料を。この形状ならもう少し硬いのに変えてみてもいけるんじゃないかと…コストとの折り合いつけばですけど」
「あああああ！そ、そういうことですかっ…すいませんすいません」
「いやいや、すいませんわかりにくい言い方して」
業界用語というか、合金で強度が高くて軽い素材のことをハイテン材（高張力鋼板）って言うんです。
例外もあるみたいだけど簡単に言うとテンションが高いほど曲がりにくい硬い合金(その分ハイコスト)です。
なので稀にこういう言い方をします。
あなたのテンションは関係ないんです(笑)
意味がわからなかったわけじゃないだろうから、単に俺の言い方がまずくて勘違いされただけなんだけど、あわてる様子が可愛かった。
…可愛かったから許そうかと思ったけど…やっぱさっさとデータ送れやｺﾞﾙｧ（#・д・）
待ってるんだよねーさっきからーァ
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