客先でラ行の発音がうまくいかないおじさんがいて、ラリルレロがもれなくダヂヅデドに変わってしまう。
ちょっと頭悪そうに聞こえるのが可哀相だけど、中身はしっかり仕事のできる人で。
少し聞き取りにくいものの慣れると会話に別に支障はないし、出た瞬間にその人とわかるから便利だと思うぐらいなんだけど。(笑)
その人から電話が来ると、大学時代のことを思い出す。
2回生までは教養科目の授業が多くて、学部にかかわらずいろんな先生の授業を受けてたんだけど、ドイツ文学だかの先生が同じようにラ行の滑舌が悪い人でさ。
レトリック(修辞法)がどうのとかリリカル(抒情的)でどうのとか、日本語で言えばいいのにわざわざカタカナ語を多用するもんだから、みんな毎回笑いを堪えていた。
授業の内容全然面白くないのに、それが気になってすごくまともに話を聞いた。
今思うと何が笑えたのかもさっぱりわからないんだけど、とりあえずテストは楽だった。(笑)
何が功を奏すかわからないね、人生(笑)
何が言いたかったのかよくわかんないけど、要するにふと思い出しただけなんだよ、意味はないんだよおおお。
