舞い降りて 落ちて。
帰り道、運転しながら見た散り際の桜が惜しくて、コンビニついでにフラフラと散歩してきた。たいして風もないのに雪みたいにふわふわとこぼれ落ちる花びら。
ぼんやり眺めてたら、飼い犬のリード片手に同じようなことをしているオッサンがいて笑えた。
咲いてる桜見ても綺麗だなー、としか思わないのに、散っていく姿を見ているとなんともいえない感慨を覚えるのはどうしてだろうな。
桜は満開になるまでは強い風が吹いても散らないそうだ。
咲ききったところで、やっと満足して散っていくのか、とか考えたらひどく人間くさく思えて、この花が昔から日本人に愛されてきた所以が少しわかったような気がした。
急にあたたかくなったから、きっともう来週までにはすべて散ってしまうだろう。
また来年も この光景が見られますように。

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