ここ数日、毎日読んでた連載がありました。
『糸井さん、僕を面接してください』(ほぼ日刊イトイ新聞 より)
楽しみに読んでいたというよりはなんだかもぞもぞイライラしながら読んでいた。(笑)
携帯からの人って読めるのかな?無理かな?
パソコンからの人はぜひ読んでみてください。
最後に綺麗なオチもついてます。
超要約?すると、就職活動の面接で自分の言いたいことが言えないと不満を垂れて、糸井氏に話を聞いてもらおうとする甘っちょろい京大生の話です。
ほんとうに、甘っちょろい。(笑)
読んでて何でこんなにいたたまれない気分になるかって、就活してた頃の俺にそっくりだからだと思う、たぶん。
だいたいが、就職するための面接なんか極端な話、企業の側からしてみたら足りない部品を手に入れるための下調べでしかありえないんだから、それぞれのスキルやアピール能力やコミュニケーション能力なんかをみるのが当たり前なんだよ。
IT企業ならコンピュータの中身がそこそこわかるってことは有効だろうし、アパレルならセンスだとかカラーコーディネータの資格なんか、そういうの持ってる人が欲しいわけでしょ。
それに、質問の意図を理解して、欲しい答えを出せる人が欲しいわけでしょ。
それをさ、「僕が大事にしてきたことはコーヒーを淹れることです」って全然関係ない大企業の面接官相手に話して、何をどう理解してもらうつもりなんだ。
コーヒー屋に面接行けよ。
糸井重里と同じことを俺も思った。
今ならね、そう言える。
ゆるゆるではあるけど曲がりなりにも社会人になった今なら。
でもほんとにわかんなかったんだよなぁ。あの頃。
大学生になるまではなんとなく言われるままに勉強していたらそれでよかったホンワカ優等生で。
いざ就職活動する段になってみたら、自分にセールスポイントなんか見つからなくてどうしていいかわからなくて、
でも優等生の変なプライドが邪魔して、何にもできませんけど気合いだけはあります、みたいなのはカッコ悪くて嫌で。
周りがN○Kやら○FJやら全国区の企業に内定が決まりつつある中、だんだん投げやりになって、自分をわかってくれない企業のほうが悪いんだろ、みたいな極論に達して拗ねてる感じ(笑)
俺も甘っちょろい○大生でした。
最後の回で自分の甘さにちゃんと彼自身が気づいてくれてて、ほっとした。
そういうとこはやっぱり賢いんだろうなぁとも思う。
彼は糸井氏との面接できっと変わったんだと思う。
俺がどこで変わってどういう経緯で社会人になれたのか、という話は、また、いつか。
書くかもしれないし書かないかもしれない。(笑)
とにかくなんていうかね、甘じょっぱい気持ちになりました。

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