酒切らしててコンビニまで歩いてきたら、途中でものすごい花の香りがした。一瞬で体の周りの空気が全部もわっとその匂いにすり変わったみたいな。温室かなんか入ったみたいな。
犯人は道の両脇に植えられたクチナシの花だったんだけども。いつの間にか、一斉に花をつけてた。
キンモクセイとかもそうだけど、匂いから先に認識するってすげーよな。そんだけ強力なアピールポイントってことだろうけど。
どんな匂いが虫や鳥を惹き付けるのか、わかっててそれに合わせて進化してきたのか?
それとも元々はもっとずっといろんなにおいの花があって、受けがいいやつだけ淘汰されて生き残ったんだろうか。
ドリアンみたいな例もあるから後者かな。
百年千年経ったら、クチナシも違う匂いの花になってたりすんのかも。
夜の散歩はどうでもいい想像をするにはちょうどいい。でももう暑いなぁ……
