そういえばこの前甥っ子の子守り兼ねて行ってきた地元の祭りで、地域の人の作品展みたいなのにオカンも出品してたらしくて、半ば強制的に案内されてさ。
アマチュアとかセミプロみたいな人の作品が無造作に体育館に飾ってあるのをあーだこーだ好き勝手なこと言いながら見てきた。
絵とか手芸の類はそれなりに上手い下手も感じられるし批評のしようもあったんだけど、書道だけはどうしてもワケがわかんなかったなぁ。
プロの書道家とかそういう人のもちっとも響かないってか……まず何書いてあるかわかんねーし。
俺の理解の範疇を越えた芸術のようです。
絵とか彫刻なら抽象画でもなんとなく好き嫌いの判別ができるんだけどなぁ。
どういうのが上手いのか、上手いとか下手じゃない世界なのか。
隷書体が綺麗に並んでる掛け軸とかはすっきりしてていいなぁとは思ったけど芸術には見えなかったし、逆に一文字を大きく一枚に書いたようなのは……書くの楽しそうだなとかそれくらいしか……
バランスとか?躍動感?的な何かが良いのか。
オカン曰く
「芸術なんて自分が楽しかったらそれでいいのよ」
たしかに。
