子供の頃、うちは両親が共働きでじいちゃんばあちゃんも店やってたから、学校行事には誰も参加できなかった。
保育園の遠足のときは先生と二人で弁当食った。
参観日に「恥ずかしいから来てほしくねぇよ」とか言ってる友達が羨ましくて仕方無かった。
運動会は姉貴にくっついてって昼飯食ってた。すげぇ嫌がられながら(笑)
5年生の運動会のとき、たまたま休職中だった親父が運動会見に来れることになって、すげぇ嬉しかった。
いつもはうんざりするような入場行進の予行演習もうきうきやっちゃうぐらい。(笑)
当日も相当テンション高くて、でも素直にうれしいとか言える年ごろじゃなかったし、いいとこ見せたいって気持ちが空回りしてた感じ。
一番の見せ場のはずだった学級対抗リレー。選手になれるのはクラスで4人だけって名誉だったし、めちゃめちゃ張り切ってたんだけど、アンカーにバトン渡す直前で盛大にすべってコケて、友達に笑われて、リレーも負けて、テンションガタ落ち。
トラックから退場した俺に親父が笑いながら寄ってきて「バッチリ写真撮ったぞ」って言うから、絶対コケて半ベソかいてるとことこ撮りやがったなって思った。そういう人なんだよいつも(笑)
帰って一番に写真を現像しに行って、姉貴と母親に俺の活躍っぷりを話す親父もやけに楽しそうだったのを覚えてる。
運動会つって思い出すのはまずあの年のことだなぁ。もっといろいろあったはずなんだけど。
ちなみに俺がコケてる写真は実は一枚も無かった。
親父はリレーでコケたこと自体内緒にしててくれた。嬉しかった。(笑)

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