色がひとつ欠けてしまったような世界。
モノクロになってしまうほど大げさではないけど、日々が楽しくないわけじゃないけど、足りないのは明らかで。
嬉しいも楽しいも、伝えたい相手に伝えられてこそ完結する感情なんだと気付く。
友達が楽しそうにしてるのを見ると淋しい。
幸せな会話を見ていると悔しい。
だってそこに俺は必要ない。
かけて欲しい言葉はそれじゃない。
でも、なんて言って欲しいのかもわからない。
通じたと思った想いは本当はどこにも伝わってやしなかったの?
ただの迷惑にしかなってないの?
くれた言葉を信じてないわけじゃない。
悲しみや痛みが消えるのと同じように、嬉しかったことも楽しかったことも消えていくんだ。
残念なことに俺は生きているから。
きみの優しい言葉が、たくさんの「淋しい」で上書きされてしまう。
一人で考えて答えを出していいなら楽だった。
俺の判断基準はいつも乱暴で、好きか嫌いかだけに収束してしまうから。
意味とか理由とかそんなものはあとから考えたらいい。
きみが元気でやってるならそれでいい。
そう思うのに、もうどうしていいかわからない。
